製品やサービスの販促のために、ノベルティ・販促品の制作をお考えになったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、いざ制作するとなると気になるのは価格です。いくら販促効果によって売上が見込めるとしても、ノベルティにコストがかかってしまえば意味がありません。

そこで今回は、弊社が調査した代表的なノベルティ・販促品の相場をご紹介いたします。あらかじめ価格帯がわかっていれば、予算の確保もしやすく、制作のプランも立てやすくなるはずです。

ノベルティ・販促品「フリクション」の相場

「消えるボールペン」ことフリクションは、世界累計販売数10億本を突破した人気商品。ノベルティとしても多くの企業が採用しています。実用的なのでお客さまに受け取ってもらいやすいというメリットがあります。

最もベーシックな単色のクリップスライドノック式のフリクションで制作した場合、以下のような価格でした。

○フリクションボールノックの相場

Ａ社：230円（税抜）/本 最低ロット数100
Ｂ社：165円（税抜）/本 最低ロット数100
Ｃ社：183円（税抜）/本 最低ロット数100
平均：193円

名入れやロゴプリントを行なうと、別途料金が発生するケースもあるのですが、おおむね200円以下が相場といえるようです。

名入れ可能なボールペンは、安価なものだと数十円から用意されています。しかし、他社との差別化やお客さまのニーズを考えると、フリクションのほうがより費用対効果が高くなるかもしれません。

ノベルティ・販促品「トートバッグ」の相場

展示会でよく見かけるトートバッグも、定番のノベルティです。
名入れしやすく、デザインの自由度も高め。展示会帰りだけではなく普段使いでも継続的な販促効果を発揮します。

そんなトートバッグの相場は以下の通りです。

キャンバスデイリートート(M)の相場

Ａ社：250円（税抜）/本 最低ロット数100
Ｂ社：247円（税抜）/本 最低ロット数100（名入れは200～）
Ｃ社：205円（税抜）/本 最低ロット数100
平均：234円

A4サイズの書類が収容でき、カラーバリエーション豊富なコットン製のトートバッグを例にあげています。サイズや素材によっても価格が変動するのでご注意ください。

サイズはSS～Lまでありますが、御社のパンフレットなどを持ち帰っていただくことを考えると、A4が収まるアイテムがベストではないでしょうか。

ノベルティ・販促品「お菓子」の相場

顧客リストを作成する目的で、名刺を集めるためにノベルティ・販促品を配るケースも。そうした、いわゆる「ばらまき」にはお菓子が活用されています。

特に、最近は広く認知されたお菓子を配布される企業が増えているようです。ノベルティそのものにファンがついているので、たくさんの方に受け取ってもらえるのですね。

今回は参考例として、グリコ社の商品をピックアップしました。

セレクション・ザ・グリコのノベルティ菓子の相場

Ａ社：500円（税抜）/本 最低ロット数50
Ｂ社：500円（税抜）/本 最低ロット数50
Ｃ社：521円（税抜）/本 最低ロット数50（名入れは3000～）
平均：507円

「セレクション・ザ・グリコ」はグリコのお菓子６種類が、手提げタイプのパッケージに梱包されたノベルティです。製造がメーカーとなるため、ほかのノベルティ・販促品に比べて価格に大きな開きはありません。

ノベルティ・販促品「タンブラー」の相場

周年記念、オープン記念などを控え、インパクトあるノベルティ・販促品をお考えの方に、タンブラーはいかがでしょうか。

性別、年齢を問わず喜ばれるノベルティですので、非常に幅広いシーンで活用されています。やや高い印象があるかもしれませんが、1色パッドの印刷であれば、名入れをしても比較的コストを抑えられ、価格に制約がある場合にもおすすめです。

実際の価格相場は、以下のようになっています。

シンプルカラー ステンレスタンブラーの相場

Ａ社：298円（税抜）/本 最低ロット数72
Ｂ社：298円（税抜）/本 最低ロット数72（名入れは144～）
Ｃ社：298円（税抜）/本 最低ロット数72（名入れは30～）
平均：298円

ネイビー、イエロー、レッドとカラーバリエーションもあり、化粧箱入りなので特別な日にもピッタリ。なお、名入れありですと、別途製版代や印刷代がかかってきます。製品代は同じでも、名入れのコストは各社さまざまなため、発注前にあらかじめご確認ください

ノベルティ・販促品の相場まとめ

 

ノベルティ・販促品の相場を調査したところ、販売業者によって価格差があることがわかりました。また、今回調査した販促品全体を通してみると、一般的なノベルティであれば500円以下で制作可能と考えてよいかもしれません。

制作コストが1000円を超えるものならば、販促品としてはかなり豪華といえるのではないでしょうか。とはいえ、豪華なノベルティを配ればいいのかというと、そうではないのが販促の難しいところです。

今回、取りあげたノベルティ・販促品は、いずれも人気の高いアイテムであり、効果も期待できる可能性が高いと考えられます。これら人気商品の相場を掴んでおけば、きっと販促活動の一助となるでしょう。

費用対効果を鑑みながら、コストパフォーマンスのよいノベルティ・販促品を制作したいものですね！