2020.03.10
ノープラスチック!! 紙製文房具のあれこれ
あらゆる製品がノープラスチックへ。当社のブログ記事『こんなこと、紙でできちゃうの?!進化した紙の「今」をご紹介』でもお伝えした通り、プラスチックによる海洋汚染を機に世界が脱プラスチックへと向かっています。
各業界の企業の開発は進み、様々な脱プラスチック製品が生み出されているのですが、今回注目したいのは文房具。ペーパー化が進む代表的なジャンルのひとつと言えるでしょう。そこで、この記事では「紙製の文房具」についてご紹介いたします!
紙製の文房具「ファイル」
通常プラスチックが使われる綴じ具まで金属・樹脂を使用しておらず、押さえ板も紙成形品。このフラットファイルはノープラスチック時代にピッタリのファイリング用品です。
環境保全への寄与はもちろん、分別不要でラクに廃棄ができるため多忙な現代人に即した副次的な効果があります。
参考、画像引用:
コクヨ株式会社|フラットファイル<オール紙>
紙製の文房具「道具箱」
左利きの人用に作られた珍しい道具箱もノープラスチック。紙以外の素材は蓋の開閉に用いられるネオジム磁石だけとなっています。カラーバリエーションは4パターンあり、箔押しされたホッキョクグマがアクセントです。
参考、画像引用:
左ききの道具店|左ききの道具箱【箱のみ】
紙製の文房具「ブックカバー/メモノート」
カバーに踊る活字が特徴的なブックカバーとメモノートです。美しい印刷と活版らしさを追求してデザイナーが選んだというこだわりの紙素材は、強度と手触りも◎。ノートは手のひらに収まるサイズと引っ張って切り取りやすい無線綴じで実用度の高さも訴求します。
参考、画像引用:
東京活字組版|商品紹介
紙製の文房具「クリップ」
金属製のイメージが強いクリップも紙製に。「デルプ」はテレビを中心に数々のメディアにて紹介されている商品です。
角を折り曲げることで書類の綴じ込みが可能となっています。一般的なダブルクリップに比べ、書類を束にしてもかさばりません。書類に穴を開けなくて済むのも強みです。また、紙製のため直接書き込みができる点も便利なのではないでしょうか。
参考、画像引用:
マックス株式会社|DELP(デルプ)
紙製の文房具「収納ボックス」
よく使う文具や小物は、つい机上に置いたままになってしまいがち。できればキレイに収納しておきたいものですよね。そんな悩みを解決できるのがコンパクトな紙製収納ボックスの「MiNiMuMSpace」。
牛乳パック再生紙の上に高級デザインペーパーを貼り合わせた芯材で出来た小箱は、ペン立て付きのステーショナリーとして活用いただけます。
参考、画像引用:
Makuake|文具や小物をスッキリ、ミニマムに収納!紙箱メーカーのものづくりプロジェクト!
紙製の文房具「下敷き」
小学生のとき、学習帳に何か書く場合は下敷きを使っていました。プラスチックの下敷きをご利用になられていた方も少なくないでしょう。しかし、鉛筆での書き心地や正しい字の書き方を身につけることを鑑みると、紙製にメリットがあると言われています。紙製の下敷きは、プラスチックに比較して滑りにくいため、字のとめ・はねが意識しやすいのだそうです。
なお、強度が気になりますが簡単に折れ曲がることもなく、通常使用に支障ありません。
参考、画像引用:
文具のしんぷく|はじめての下敷き 紙下敷き
「ノープラスチック!!紙製文房具のあれこれ」 まとめ
プラスチック製品の登場によって、日々の生活が快適で豊かなものになったことは疑いの余地がないでしょう。ところが簡単に廃棄されたり、過剰に包装されてしまうという弊害もあるのです。
このことは世界的な課題とされ、ヨーロッパを中心に各国のノープラスチックの動きが加速。日本でも経産省や環境省により「プラスチック資源循環戦略」が策定されるなど、プラスチックゴミ削減に向けた方策がスタートしています。その動きと同調するように、今回取り上げたような紙素材の商品が続々と誕生しました。
とはいえ、政府や企業の努力だけでは、プラスチックの削減へのエネルギーが不足しているかも知れません。真のノープラスチック社会を実現するには何より私たち消費者の意識の変化が肝要と考えられます。ご紹介した文房具を使っていただくことや、マイボトルを持参するといった小さな行動の積み重ねが、さらにノープラスチックな世界への道を切り開いていくのではないでしょうか。これからもノープラスチック化を目指した紙製品の動向から目が離せません!
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